アイノア – © Phare Ouest
13世紀に巡礼者の通過道として作られた村アイノア。人々はここで宿を取り、疲れた体を休めたと言われています。ピレネー山脈に囲まれた簡素な村は一本道をメインに、フランスバスク、ラブール地方独特の家々が左右対称に立ち並び、とても美しく絵になる風景を描いています。
各家にはそれぞれ代々から付けられた名前があり、建てられた年代と共に家の正面に記入されています(書体には独特のバスク書体が使われています)。
村の人口は約700人。ここで生まれ育った人々は皆、バスク語が話せます。
ノートルダム•デ•ラソンプシオン教会
お勧めはノートルダム•デ•ラソンプシオン教会。手前の黄色い石で出来ている建物はバスク地方でも最も古い12世紀のロマネスク様式、奥は17世紀に付け足されました。教会はもう見飽きた、と思っていらっしゃる方もだまされたと思って是非一度中に入ってみて下さい。バスク地方独特の作りに驚かれるはずです。
イチュリア – © Phare Ouest
もう一つのお勧めはホテルレストラン、イチュリア(ITHURRIA)。
ミシェランの星が一つ付いていて、外見も中もフランスバスク風。野菜と果物は自家栽培で作られています。暖かい雰囲気の中、ゆっくりと山バスクのごちそうをお楽しみ下さい。
オラチャレア農家
村を少しだけ離れた所にはお勧めのチーズ農家もあります。Ferme Olatxarea オラチャレア農家。バスクのチーズ言えばブロビー(羊のチーズ)。思いっきりバスク人、ベニャットさんの作る羊のチーズは素直においしいです。何よりいつも笑顔で迎えてくれ、希望者にはチーズが出来るまでの行程を見学しながら説明して頂けます。さらに希望者にはかわいい奥様ミレンチュさんが、購入後のチーズを真空パックにしてくれます。
ペイバスク観光の愛する村、アイノア。バスク地方に旅したら是非一度訪れてみて下さい。