バイヨンヌ祭り

bayonne_foule

毎年恒例バイヨンヌの夏祭り。バスク地方はもとより、フランス国内でも知名度が高く毎 年百万人も集まるという大人気のお祭りです。もともとはバイヨンヌのラグビーマン仲間 たちがパンプローナのサン・フェルミン祭に何度も参加し、バイヨンヌでも同じようなお 祭りを始めようじゃないか! と提案したのが発端だとか。

今では赤と白が参加者装いの定色となりましたが初期には青と白、その後は緑と白だった そうです。そして初期にはパンプローナ同様、プティ・バイヨンヌでも牛追いが行われて いました。しかし牛が川に転落するというハプニングが起きてからは中止となりました。

お祭り期間、商店街からは露天大安売りが行われ、たくさんの屋台が立ち並び大変に賑わ います。バスク地方のお祭りに欠かせないタロを焼く香りが町中に漂い、路上コンサート やダンス、ペロタ・バスクの試合、巨人の行進、大きな即席遊園地も設置され大人から子 供まで楽しめるのです。ただし飲み過ぎに注意しなくてはいけません。

今年は7月29日から8月2日まで予定されていましたがコロナのせいで中止。1932 年に始まって以来、実施されなかったのは戦時中の1940年から1944年の間だけで した。

少しでもバイヨンヌ祭りを感じてもらおうと、8月4日から23日までバイヨンヌのバス チオン ロアイヤルではこれまで使用された各年のポスター全てが展示されています。

その昔、火薬置き場として使用されていた奥の建物では、初期のお祭り時代を中心とした 写真展示も行われています。牛に追われて逃げる人々、お祭りに欠かせない巨人たち、仲 間と飲みながら盛り上がる人々、熱々の恋人たちなど。

来年2021年は無事にバイヨンヌ祭が再開されますように!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です